目次

アウトソーシングについて

◆アウトソーシングとは

 アウトソーシング(業務請負)とは、請負会社であるアップウエルがクライアント企業様から請け負った業務を遂行するために労働者を雇用し、アップウエルが直接指揮命令して、労働者より労務の提供を受けます。そして、クライアント企業様から業務完成の対価として請負代金の支払いをアップウエルが受け、労務の対価として労働者へ賃金を支払うというシステムです。

アウトソーシング関係図

◆派遣との違い

 アウトソーシングの一番の特徴は、業務の指揮命令系統を請負会社が持ち、労働者は請負会社に対して労務を提供して、クライアント企業様から独立した業務遂行を行うことです。労働者が派遣先企業の指揮命令を受けて派遣先企業に労務を提供するという人材派遣のシステムとは異なります。

◆適正な請負の為に

 いわゆる偽装請負ではなく、適正な請負のためには『労働省告示第37号』の3つの要件を満たす必要があります。

 労働省 告示第37号
  ①請負労働者の業務の遂行について、請負会社が直接指揮監督を行うこと
  ②その業務を請負会社の業務として発注者から独立して業務を処理すること
  ③請負会社がその有する能力に基づきその責任で業務を処理すること


◆具体的なアウトソーシングの仕組み

[1]業務の遂行方法や労働時間、配置に関する指示をアップウエルが行います。ただし、始業時間や就業時間、休憩時間や休日などを単に把握することをクライアント企業様へ依頼することは問題ありません。
[2]労働者の服務管理はアップウエルが行います。ただし、安全衛生や機密保持のためにクライアント企業様が関わることは差し支えありません。
[3]クライアント企業様との連絡や調整に関しては、アップウエルの現場管理責任者が行います。
[4]アップウエルは、請負契約や仕様などに即した業務処理ができるよう体制を整え、クライアント企業様から独立した業務処理ができるようにします。
[5]アップウエルが請負業務を行う施設とクライアント企業様が業務を行う施設と区別して、その旨を明記します。クライアント企業様の社員の立ち入りについても明確にします。
[6]請負業務を行うための施設・設備などをクライアント企業様から借り受ける時は、別途有償による賃貸借契約を結びます。借り受けた機械や設備に関してはアップウエルがメンテナンスを行うか、もしくはそのメンテナンス費用を負担します。
[7]労働災害など、緊急時の対応については契約書に明記します。
[8]その他、労働者が着用する作業着や請負料金の設定、業務処理に必要な事業資金の調達、完成する仕事に対する責任などについても、適正請負となるよう留意します。

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